2015年07月31日

レポート 7月29日(水)アメリカ大学・大学院留学説明会

こんにちはわーい(嬉しい顔) 日米教育委員会でインターンシップを行っている和田です。

2015年7月29日(水)にアメリカ大学・大学院留学を考えている方を対象に、アメリカ留学に必要な英語能力試験の説明や、留学経験者による留学経験談を交えた留学説明会を開催しましたので、イベント報告としてブログを更新しますメモ

今回は、2014年度フルブライト奨学生である杉浦絵里さんの体験談をご紹介します。

◆ プロフィール
お名前:杉浦絵里
留学先:University of Pennsylvania 
専攻分野:Internatonal Education
現在:都内大学職員

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◆経験談より
<留学前>
◇ どのように大学を選択しましたか?大学選択の際、自分にとって重要であった点は何ですか?
@ 目的や目標にあった勉強が出来るか (高等教育を学びたかったため)
A その場所での生活がイメージできるか (気候や便利さ、物価などを考慮)
B 大学付近に勉強以外の娯楽があるか e.g.) 美術館やレストラン

志望大学は現地まで実際に見学に行って決めました。知名度やランキングだけでなく、実際に現地に足を運ぶことで見えてくるものもあるので、おすすめです。

◇ テスト関係(TOEFL,GREなど)はどのように準備しましたか?高得点を取るためのアドバイスはありますか?

余裕をもって準備をすることです。社会人は勉強する時間をなかなかとることができなかったため、とても苦労しました。

◇ 出願準備で一番大変だったことは何ですか?また、自分が合格した「理由」はなんであったと思われますか?

Statement of Purpose(現地の大学に提出する志望動機書)が一番苦労しました。100%満足のいくものはなかなか書けません。字数制限と闘いながら、いろいろな人に見てもらうことで何度も念入りに書き直しました。
「日本人であること」の強みを活かし、自分が「何を学びたいか」だけでなく「何を貢献できるのか」ということをアピールしました。

<留学中>
◇ 大学院の授業のタイプ・参加態度で日本と異なる点は何でしょうか?

授業で質問をしないのはありえない、という感じで、授業中黙っていると逆に目立ってしまうような環境でした。Readingの課題をしているときも、質問を考えながら読んでいました。

◇ 学期中の勉強量はどのくらいでしたか?授業中のディスカッションや、宿題・予習および論文などの課題はどのようにこなしていましたか?

週に5科目受講しながら、週に2日日本語アシスタントのインターンをしていました。
Mid-termやFinalのときはテストやレポートが重なり、かなり大変でしたが、「今日出来ることは今日やる。明日まで残さない」精神で乗り切りました。

◇ アメリカ留学中、一番困難だった経験はなんでしたか?また、それをどうやって乗り越えましたか?

勉強についていくのがとにかく大変でした。学生生活をはなれて10年以上経っていたため、学術的思考に頭がついていかず苦労しました。

<留学後>
◇ アメリカでの勉強が修了した後の、就職活動やキャリアについて、何か良いアドバイスがありましたらお願いします。

アメリカ留学中に、いろいろな場所に足を運んで、留学後を見据えたコネクションを作っておくことをおすすめします。

◇ アメリカ留学という経験から得た事はご自身にとってどのようなことでしたか?

いろいろな人と出会い、ネットワークが広がったことです。
私自身、帰国後もアメリカで一緒に仕事が出来るような人脈やご縁に巡り会うことが出来ました。

◆ 質疑応答

◇ 社会人になったあとに留学したメリットは? (留学に行くタイミングに悩む学生より)

正直なところ、もう少し早く留学して良かったなあと思います。でも、お金を稼ぐことを経験してから、また学生に戻ると、学生の真価を改めて享受することが出来るので良かったと思います。1年間大変でしたが、ストレスが全くなかったのは、自分のやりたいことだけをやっていたからで、それは一度、社会人を経験した後に留学したからだと思います。

◇ 実際に自分がしたいことをどうやって向こうで実現させるには?

「将来、自分はこう(社会に)貢献したい」というのは胸にありました。もちろんそれは留学中に変わることもあります。でもそれにとらわれずに、「今こうしたい」ということを自分なりに考えて、同じ志を持った人たちとつながり、様々な人の話しを聞くことが大事ではないかと思います。

◇ 留学する年数を迷っているのですが、1年と2年ならどちらのほうがよい?

私は1年間のプログラムでしたが、個人的には可能ならもう少し長い間、滞在したかったです。
もし、経済的にも就職のことを考慮しても可能ならば、個人的には2年間留学することをおすすめします。

◆ 参加者の感想より
・ 情報がたくさん詰まっていてとても実りのある時間でした。杉浦さん、とても素敵な方でした。実際に行った方(しかも社会人留学で自分と考えている方向と同じ方)の話を聞けて、イメージが湧きました。ありがとうございました。
・ 留学をご経験された方ならではの、お話を伺うことができ、留学の折に気をつけなければならない点を多く知ることが出来ました。杉浦さんのお話を伺い、ますます留学に行きたくなりました。

◆ インターン生 和田より
前半は、TOEFL、英検、IELTS、PTE Academicのそれぞれの特徴や、違いの説明、後半は日米教育委員会の方からアメリカ留学の基礎知識の説明、最後に杉浦さんの体験談、という流れでした。そもそものアメリカの大学と日本の大学の違いや、アメリカの大学の中でも細かな分類について説明されていたので、「留学は考えているが、全く知識がない…」というような方でも理解しやすい内容だったと思います。
杉浦さんの体験談は、留学を体験した私自身も非常に参考になったので、留学に興味のある方は次回の説明会(10月上旬開催予定)にぜひ足を運んでほしいと思いました。
end
posted by スタッフ at 09:23| 東京 ☀| アメリカ留学関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

埼玉発世界行き帰国奨学生向けインターン受け入れ

2012年より日米教育委員会(フルブライト・ジャパン) 留学情報サービス/EducationUSAでは、毎年夏、埼玉発世界行き帰国奨学生向けインターンシッププログラムよりアメリカ留学経験者をインターンとして受け入れています。

インターンシップ期間中に行われる説明会の模様を今後、ブログでレポートしてもらいます。
2015年度のインターン生2人に簡単に自己紹介してもらいました。

こんにちは。現在フルブライト・ジャパンでインターンをさせていただいております、文教大学4年生の能勢 友規と申します。2014年9月から2015年3月までの半年間、協定派遣留学生としてアメリカワシントン州にあるエドモンズ・コミュニティカレッジにて主に教育学や心理学を学んでいました。コミュニティカレッジというと小規模なイメージがあるかも知れませんが、自分の活動しだいで貴重な経験を得ることができます!例えば私は留学前必死で英語を勉強し、現地のプレースメントテストでcollegeクラスに配属されました。Collegeクラスに配属されたことで、履修できる授業が増え、授業つながりで現地の保育園見学や音楽イベントに出演するなど経験や活動の幅が広がりました。留学先がどんな大学であっても自分の頑張り次第で本当に充実したものになるのだということを実感した半年間となりました。今どんな状況にいたとしても希望を持って積極的に情報を集め、あなたの素敵な夢を留学先で実現させてみませんか?!

初めまして。2014年9月から2015年6月までの9ヶ月間、アメリカのオレゴン州のポートランド州立大学に交換留学をしていました、和田彩花と申します。オレゴン州は西海岸に位置し、ワシントン州とカリォルニア州の間にあります。大学では、英語はもちろん心理学や環境学、アートクラスなど幅広い分野の授業を受講していました。私自身、子どもが大好きなので、学校外にて日本語学校のお手伝いや、現地の小学生に日本文化を紹介する活動などを行い、交流を深めました。語学学習や国際交流だけなら日本でもできるのでは…?と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、個人的な感想としては、実際に現地でしか出会うことのできない人に会ったり、日本では決して経験しないような困難に遭遇したりして、いろいろな面で本当に良い刺激をうけることができたので、ぜひ一人でも多くの人に留学に興味を持っていただき、実際に留学して欲しいと思います!

2人による説明会のレポート、お楽しみに★
(EIS)

posted by スタッフ at 09:11| 東京 ☀| アメリカ留学関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする