2014年12月18日に、Indiana University, Rober H McKinney School of Law のGeorge Edwards教授がフルブライト・ジャパンのオフィスを訪問して下さいました。
Edwards教授は、法科大学院留学を考える留学生にとっては世界的エキスパートです。
教授は、留学生のための名著"LL.M ROADMAP - An International Student's Guide to U.S. Law School Programs"
の著者です。(この書籍は、日米教育委員会 資料室でも閲覧可能)
の著者です。(この書籍は、日米教育委員会 資料室でも閲覧可能)
また前回2008年に来日された際には、スペシャルセッション「American Legal Education - Do you want to Study Law in the U.S. ?」(DVD貸出可)で講師を務めて下さり、また「アメリカ留学の基礎知識(法科大学院)」の改訂にもご協力いただきました。
アメリカのlaw schools (JD & LLM)の最近の傾向を含む、日米の最近の留学傾向について意見を交換しました。
教授によれば、LLM留学を希望する者にとっては「チャンスの時代」だそうです。理由としては、アメリカの景気回復の遅滞により、アメリカ人学生の law schools進学が鈍っているため、アメリカのlaw schoolsは、生き残りをかけ、LLMプログラム参加者獲得に力を入れているそうです。そのため、LLM志願者の合格率が上がる可能性に加えて、交渉により学費のディスカウントを得られる可能性はなきにしもあらずだとか・・・また、LLMへの出願要件は、「職業経験」がなくても、ある一定の成績で「法学士」を持っていれば十分考慮されるそうです。
最近のlaw schoolのカリキュラムでは、experimental workが重視され、externshipが導入されるケースが多いとか。
例えば、Edwards教授はHuman Rightsの専門家で、教授の教え子たち(留学生含む)は、現在、学外インターンシップ(externship)として、グアンタナモ収容所に赴きリサーチしているそうです。実社会で起きている問題にどう関わり、解決していくか、professional schoolならではの教育ですね。
留学生がlaw schoolを選ぶ際のアドバイスとして・・・
* 各大学のinternship/externshipの充実度をチェック
*Martindale Hubbell" (各国(日本含む)の弁護士情報データベース)で、留学前から人脈を広げ、元留学生からinsider's informationなどを入手すると良いとのアドバイスをいただきました。
Edwards教授は、本当に博識でlaw school留学に関する様々な情報を教えていただきました。
世界中の「LLM ROADMAP」 読者から、日々、様々な問い合わせを受けられるているそうです。
今回の来日は非常に短かいようですが、次回は、是非、留学希望者のためにセッション/模擬授業を行いたいとおっしゃって下さいました。
Edwards教授、お気をつけて、どうぞ良い旅を
(EIS)