こんにちは 日米教育委員会でインターンシップをさせていただいています、高澤と米澤と申します。
2014年7月23日にTESOL(英語教授法)留学セミナーが行われました。セミナーは2部構成で、前半は、日米教育委員会 留学情報サービス EducationUSAアドバイザーによる「TESOLプログラムの探し方・奨学金制度について」の説明、後半には、留学経験者によるパネルディスカッションが行われました。今回は、後半のパネルディスカッションについてレポートします。なお、前半部分は、Youtubeでご覧いただけます。
まず、今回お招きした3人の留学経験者について紹介致します。
お名前:水沼恵美子様
留学先:New York University
Ph.D. in Multilingual Multicultural Studies
現在:アメリカの大学の日本校のESLプログラムディレクター
留学先:New York University
Ph.D. in Multilingual Multicultural Studies
現在:アメリカの大学の日本校のESLプログラムディレクター
お名前:石井英理子様
留学先:San Francisco State University
MA in English (TESOL)
現在:都内大学で研究職
留学先:San Francisco State University
MA in English (TESOL)
現在:都内大学で研究職
お名前:江口真規様
留学先:University of Arkansas, Pine Bluff
2012年度 フルブライト語学アシスタント(FLTA)
現在:国立大学の博士課程に在籍
留学先:University of Arkansas, Pine Bluff
2012年度 フルブライト語学アシスタント(FLTA)
現在:国立大学の博士課程に在籍
私達が印象に残った5点についてご紹介いたします。
・ 出願書類−推薦状
・ フルブライト語学アシスタント(FLTA)
・ 大学院とキャリア
・ 日本人がアメリカで英語を教えるということ
・ アメリカの授業への参加の仕方−アピールの仕方、積極性
・ 出願書類−推薦状
・ フルブライト語学アシスタント(FLTA)
・ 大学院とキャリア
・ 日本人がアメリカで英語を教えるということ
・ アメリカの授業への参加の仕方−アピールの仕方、積極性
【出願書類−推薦状に関して】
推薦状は、自分の良さを異なる角度から書いてもらうことが大切です。そのため、大学の指導教官や会社の上司など、自分のことをよく見てくれている人に依頼することをおすすめします。推薦者の方に、自分のエピソードなどを話しながら、推薦状に書いてもらう内容を決めていくのも良いでしょう。また、石井様は、人脈を活用し、アメリカ出身の教授にも推薦状を書いてもらったとお話されていました。
推薦状は、自分の良さを異なる角度から書いてもらうことが大切です。そのため、大学の指導教官や会社の上司など、自分のことをよく見てくれている人に依頼することをおすすめします。推薦者の方に、自分のエピソードなどを話しながら、推薦状に書いてもらう内容を決めていくのも良いでしょう。また、石井様は、人脈を活用し、アメリカ出身の教授にも推薦状を書いてもらったとお話されていました。
【フルブライト語学アシスタント(FLTA)の経験】
江口様がFLTAとして派遣されたUniversity of Arkansas, Pine Bluff は、Historically Black Colleges and Universities(HBCU)という歴史的に、アフリカ系アメリカ人への教育を第一としている大学でした。差別された経験から心を閉ざし、自分に自信がない学生が多かったそうです。しかし、江口様ご自身がまず心を開くことで、少しずつ学生も心を打ち明けてくれるようになり、信頼関係を築いていくことが出来たとお話してくださいました。このように、様々なバックグラウンドを持つ人々との出会いの中で、教育の大切さ・人の温かさを改めて感じたと話す江口様の姿が強く印象に残りました。江口様の参加されたFLTAプログラムは、2015年度参加者の登録受付中、締切は、8/31(日)です。
江口様がFLTAとして派遣されたUniversity of Arkansas, Pine Bluff は、Historically Black Colleges and Universities(HBCU)という歴史的に、アフリカ系アメリカ人への教育を第一としている大学でした。差別された経験から心を閉ざし、自分に自信がない学生が多かったそうです。しかし、江口様ご自身がまず心を開くことで、少しずつ学生も心を打ち明けてくれるようになり、信頼関係を築いていくことが出来たとお話してくださいました。このように、様々なバックグラウンドを持つ人々との出会いの中で、教育の大切さ・人の温かさを改めて感じたと話す江口様の姿が強く印象に残りました。江口様の参加されたFLTAプログラムは、2015年度参加者の登録受付中、締切は、8/31(日)です。
【大学院とキャリア】
TESOL修士課程に在籍する日本人留学生の多くは、中学・高校の教師で、修士取得後、再び教壇に戻られる方が多いそうです。石井様は、研究者になりたいのであれば、修士論文を書かれた方がいいと仰っていました。また、将来、大学教員を目指す場合は、博士号や学会での発表などの業績が大変重要との事です。現時点では、大学の一般教養レベルの英語を教えるための最低限の条件がTESOL修士号だそうです。ただし、大学によって就職条件や状況は異なりますので、ご注意下さい。
TESOL修士課程に在籍する日本人留学生の多くは、中学・高校の教師で、修士取得後、再び教壇に戻られる方が多いそうです。石井様は、研究者になりたいのであれば、修士論文を書かれた方がいいと仰っていました。また、将来、大学教員を目指す場合は、博士号や学会での発表などの業績が大変重要との事です。現時点では、大学の一般教養レベルの英語を教えるための最低限の条件がTESOL修士号だそうです。ただし、大学によって就職条件や状況は異なりますので、ご注意下さい。
水沼様の「皆さんが頭で思い描いている未来は限られています。博士課程に行く=学者になるという訳ではありません。自分の変化を受け入れられるようになるといいでしょう。道は線ではなく、扇型に開いていきます。」というお言葉に感銘を受けました。キャリアに対する柔軟な考え方を学びました。
【日本人がアメリカで英語を教えるということ】
水沼様は、博士取得後にアメリカに残ることを選択されました。州立大学の英文学科に就職し、教鞭をとりました。アメリカの学生は高校で既にアカデミックライティングを学んでいます。そのこともあり、日本人(non-native speaker)がアメリカでアメリカ人(native speaker)に英語を教えることは、そう簡単なことではないそうです。しかし、このような経験が現職につながったと仰っていました。
水沼様は、博士取得後にアメリカに残ることを選択されました。州立大学の英文学科に就職し、教鞭をとりました。アメリカの学生は高校で既にアカデミックライティングを学んでいます。そのこともあり、日本人(non-native speaker)がアメリカでアメリカ人(native speaker)に英語を教えることは、そう簡単なことではないそうです。しかし、このような経験が現職につながったと仰っていました。
【授業での積極性】
授業では発言回数を増やすだけでなく、先生の前に座る、質問に行くなど、さまざまな形で自分の努力をアピールすることが大切です。またディスカッションでは、何も発言できないと、予習をしてきたとしても、その努力を認めてもらえません。そのため、ディスカッションの後半で話すのではなく、初めにトピックを出して議論をリードするなど、自ら工夫して取り組んでいくことが重要です。
授業では発言回数を増やすだけでなく、先生の前に座る、質問に行くなど、さまざまな形で自分の努力をアピールすることが大切です。またディスカッションでは、何も発言できないと、予習をしてきたとしても、その努力を認めてもらえません。そのため、ディスカッションの後半で話すのではなく、初めにトピックを出して議論をリードするなど、自ら工夫して取り組んでいくことが重要です。
水沼恵美子様、石井英理子様、江口真規様、貴重なお話をありがとうございました。
また、ご来場いただいた皆様、ブログを読んでくださった皆様、ありがとうございます。
(EIS)
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