2017年01月10日

音楽とファッションをアメリカで学ぶ〜America Dialogue Vol.38

2017年1月5日(木)夜 アメリカンセンターJapanで開催されたアメリカ大使館主催 America Dialogue Vol.38 「ジュリアード音楽院 FIT ファッション工科大学 〜音楽とファッションをアメリカで学ぶ〜」をEducationUSAアドバイザーがオブザーブさせて頂きました。

America Dialogue、通称 アメログは、中学生〜大学生を対象に、アメリカ留学経験のある先輩から直接話を聞いたり、アメリカの文化に触れることのできるイベントです。

1/5に開催されたアメログの模様を皆さまに共有させていただきたいと思います。

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今回は、下記おふたりの方がスピーカーとして招かれ、各自の留学経験をお話くださいました。

小池夏子さん
TOMODACHI-UNIQLO フェロー 

廣津留(ひろつる)すみれさん
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まずはじめに廣津留さんがお話して下さいました。

廣津留さんは、大分の県立高校から、ハーバード大学へ進学。現在、大学院生としてジュリアード音楽院に在籍されています。

高校時代に演奏ツアーでアメリカ4州を回る演奏ツアーに参加された際に、ハーバード大学まで足をのばし、実際に学校訪問して、在校生の話を聞き、衝撃を受けたことがきっかけで、ハーバード大進学を目指されたそうです。

当初、専攻は応用数学を考えられていたそうですが、紆余曲折を経て、音楽(バイオリン)& Global Healthで学士号取得。

お話を伺っていて、「多様性」というのがひとつのキーワードだったように感じました。
新入生オリエンテーションで行われたアートプログラムで「ミュージカルをゼロから作成する」という課題が与えられたところ、なんと・・・新入生の65%は何らかの楽器が演奏出来る!!また、歌・踊りが出来る逸材もいたり・・・ということで、課題は無事にクリアされたそうです。

また「音楽が世界共通語」であるということも実感されたそうです。

アメリカで音楽学ぶ魅力として、分野を超えたコラボレーションが盛ん、意見を尊重してくれる、様々なスタイルに寛容 ということをあげられていました。意見を尊重してくれる という点では、具体的に演奏のレッスンも先生がお手本を弾いて、こう弾きなさい!というスタイルではなく、「どう演奏したいのか?」という生徒の意思にそった指導がされるということをお話して下さいました。

日米の入試制度の違いについては、アメリカは様々な観点から、総合的な判断がされる、よって、合否で見られる要素が日本より多いというお話でした。

これから留学を考えている皆さまへということで
−ぜひ自分の限界に挑戦して視野を広げてほしい。
−自分にあった大学選びが大切になる。渡米の機会がなくても、在校生/同窓生の話を聞くだけでも、学校の雰囲気がわかるので、積極的に話を聞いてみると良い
というメッセージをいただきました。

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続いて小池夏子さんのお話。

小池さんは、日本で大学付属の中高一貫校卒業後、ワシントンD.C.にあるAmerican Universityに進学。大学在学中には、スペインに留学もされたそうです。

学士取得後、一旦、日本に帰国され、大手広告代理店に5年間お勤めになられたあと、TOMODACHI-UNIQLO フェローとしてFIT (Fashion Institute of Technology)へ留学。 現在は、ユニクロでは、Global Marketing Managerをなさっています。

FITへの留学は、ちょうど一度、新たな場所に身をおいて自分のさらなる可能性を試してみたい と思っていたタイミングで、TOMODACHI-UNIQLO フェローを知られたそうです。

小池さんの参加されたGlobal Fashion Management Programは、FIT(NY), IFM(パリ)、PolyTech(香港)の3校合同で行われているプログラムで、プログラム期間中、パリ、香港に行く機会もあり、またプログラム参加者の国籍も多様。プログラムで得た人脈や様々な文化に触れ視野が広がったことは、今のお仕事にも活きているとのこと。

アメリカ留学して得たものとしては、人脈、自分の特技・長所を発見したこと、(良い意味での)図太さを得た ということをあげられていました。

これから留学を志す方々へ:
−将来の夢も出会いも、今、目の前にある事をやっていると見つかる。
−タイミングを逃さない努力。周りの人への感謝。
というメッセージを頂きました。

小池さんのお話を伺っていて「チャンスの神様は前髪しかない」という話を思い出しました。

おふたりのお話のあとは、活発な質疑応答が行われました。

回答の中で、「高校の先生から英文の推薦状をもらうのが大変だった」というお話がありました。
EducationUSAセンターには、少しですが、推薦状に関する書籍もございますので、ぜひご活用ください。

懇親会の前にA Broader Viewの中から小曽根真さんのビデオクリップを参加者全員で見ました。
A Broader View」では、他にも音楽や芸術の分野で活躍されている方々のインタビューがまとめられていますので、ぜひ色々ご覧になられてみてください。

次回のアメログは、「アメリカの理系&医学部最新事情」をテーマに 2月8日(水)17:30〜19:30 開催予定とのこと。

またEducationUSAでも各種留学説明会を行っていますので、ご参加ください。

(EducationUSA)







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posted by スタッフ at 17:10| 東京 ☀| アメリカ留学関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする